太淵(たいえん)
太淵穴は手の平を上にして、手首のシワの親指側の端にとります。ここは橈骨動脈が通っているため、触れると動脈がドクドクと動いているのを感じます皮膚炎、鼻炎、呼吸器疾患に効果があります。手首を軽く握るようにして親指の腹で押します。
血海(けっかい)
ヒザのお皿の上、内側の角から指幅3本分あがったところにあるのが血海のツボです。 血海はその名のとおり、血の巡りを改善してくれるツボです。 女性の更年期のお悩みに多く使われ、『お血』の症状を改善してくれます。
大椎(だいつい)
第7頚椎と第1胸椎の間にあり、第7頚椎は椎骨の中で、一番大きいため、大椎(だいつい)と名付けられました。 大椎は督脈に属し、首を下に曲げると首の骨が大きく盛り上がった所の下のくぼみに位置します。ゆっくりと押して刺激したり、お灸などで温めると効果的です。 (ホットタオルでもよいでしょう!)
裏内庭(うらないてい)
足の第二指を足の裏側に折り曲げ、その指が足の裏に触れるところです。
「内庭」というツボが足の甲にありちょうどそのツボに対して足の裏側にあるのでそのような名前がつきました。

押し方:手で足をつかみながら親指の腹でグッと押します。 お灸で温めるのもおすすめです。
治痒穴(ちようけつ)
腋下横紋前端の高さで肩峰からの垂線と交わるところにあります。 指圧や爪楊枝の裏などで刺激をするとよいでしょう。
臂臑(ひじゅ)

臂臑(ひじゅ)の『臂』は「腕」の意味で、特に上腕部(肘から肩までの部分)を指しています。

また、『臑』は「柔らかい肉」を表しています。

このツボは、上腕部にある筋肉(三角筋)の縁に位置することから臂臑と名付けられました。「臂臑」は子供の皮膚病によるかゆみにも効きます。5〜10分間隔で数回押してください。

ふくらはぎの内側にあり、内果(内くるぶし)から指5本分ほど上にあります。 (内くるぶしから膝までを3等分して、内くるぶし後方から3分の1上に行ったところ。)
【押すときのポイント】
指でゆっくり押す以外に、アキレス腱あたりから築賓まで、ひざをつかって下から上にかかとでこするように押すのも効果的。10回くらい繰り返してみましょう。