労宮(ろうきゅう

労宮は、手掌部にあり、第3指と第4指を屈しその指尖の当たるところの中間、手掌で第3・第4中手骨間に取るツボです。手を握ったときに中指と薬指の間、手のひらのほぼ中央に位置しています。

労宮の「労」は労働を意味し、「宮」は皇宮や中室、中央を意味するので、疲労やストレスが溜まってくるとここが凝ってきます。緊張をほぐす以外に身体がだるくて寝起きが悪い、心身ともに疲れが取れない、ストレスでイライラ、憂鬱な気分、手のほてり、動悸、吐き気、胸のつかえた感じ、胃腸の不調などにも使用するツボなので疲れが溜まってきたり試験前で緊張している時などにぜひ押してみてください

指間穴(しかんけつ)

指間穴は、手の甲側、人差し指から小指までの指のまたの部分にあります。刺激することで、自律神経の働きを調整し、老廃物の排除を促す効果があります。
天柱(てんちゅう)

髪の生え際には、『後頭下筋群』と言って細かい筋肉が沢山あります。それらの筋肉が硬くなると首肩こりの原因に繋がることに…でも安心して下さい。それらの筋肉上にあるのが天柱です。首の後ろの、髪の生え際にある太い2本の筋の外側にあります。親指で、下から押し上げるように刺激することで、心身をリラックスさせます。
また、首のコリからくる頭痛などにも効果があります。

気海(きかい)

場所は「おへそから指2本分下へ行った所」です。
「気」は元気・腎気の意
「海」は集まる場所
をそれぞれ指しており、全身の気が集まるツボと言われています。刺激する事でエネルギー代謝が高まり、虚弱や下半身の冷えにも効果が期待できます。

押しやすい指でゆっくり押すのも効果的ですが、蒸しタオルをのせたり、お灸で温めるのも効果的です。
疲れた体には十分な睡眠や栄養のある食事を取りつつ、今回のツボ「気海(きかい)」を刺激して体を目覚めさせましょう。

帯脈(たいみゃく)

帯脈は、おへその高さで、一番くびれているウエスト部分の横側にあります。
帯脈の見つけ方
帯脈の一番分かりやすい見つけ方は、肘を90度に曲げることです。腰骨と肘の当たる部分が帯脈です。

・取り方の注意点

@ツボを取る時は強く押さえないようにしてください。

A痛みが強い場合には、無理に押すのは禁物です。

B押さえるときは親指でゆっくりと力を入れて何度かに分けて押さえてください。

飛陽(ひよう)

飛陽は外くるぶしの尖(とが)ったところから指7幅本分上で、指をすり上げていくと少しくぼんで指が止まるところに取ります。膀胱経(ぼうこうけい)という経絡(けいらく)にあり、腓腹筋(ひふくきん)外側とアキレス腱の交わるところです。
光明(こうめい)

「光明」は“目が明るくなる”という意味の特効穴。「光明」は足のくるぶしの上という意外なところにあります。「足の外側のくるぶしから10cmくらいのところが「光明」です。目は肝臓と関係していますが、光明は肝臓、そして肝臓と兄弟関係にある胆のうを刺激するツボです。つまようじを10本ほど用意し、それを輪ゴムでしっかり束ねます。これを使って、光明のツボを軽くトントントンとたたきます。時間は、30秒?1分くらい。ツボの位置の皮膚が赤くなってきたら、それで刺激はじゅうぶんという証拠です。