乙字湯 おつじとう【第2類医薬品】
乙字湯
(おつじとう)
15日分 3,900円 税込4290円 店頭にて
販売
乙字湯
(おつじとう)
30日分 7,500円 税込8250円
6種類の生薬から構成されている痔の内服薬として有名なのが乙字湯です。痔は、肛門周辺の血流が悪くなってうっ血が起こり、また痔核や緩んだ上皮などが垂れ下がって肛門から脱出する疾患です。乙字湯に含まれる生薬には、痔の原因となる血流のうっ滞を改善し、垂れ下がり脱出した痔核や上皮を引き締めて引き上げる作用等があり、効果を発揮します。

特徴

痔の治療といえば乙字湯

大便が硬くて便秘傾向のある方の痔疾患に用いられる代表的な薬方です。
江戸時代「ぢ」疾専門の漢方処方として創製され、その後処方内容を日本人に合うよう改良され、今日まで広く使用されています。便秘を整え、血液循環をよくしてうっ血をとり、痔核、切れ痔の疹痛、出血を止める作用があります。
特に大便が硬くて便秘傾向の方の痔核(いぼ痔)、切れ痔に効果があります。

乙字湯の処方構成

当帰 柴胡 黄ゴン 甘草 升麻 大黄

肝機能が低下すると、門脈で血液循環不良を起こし、肛門部の血圧が高くなります。また、便秘は直腸部の静脈の血液循環が悪化させ、うっ血を生じ痔の症状を引き起こします。
柴胡は肝機能を高める働きがあり、柴胡・黄ゴンは熱を冷まします。当帰・甘草は体を温め血液の働きを増進し、大黄は便通をよくすることで血液循環をよくしうっ血を取り症状を緩和します。升麻は解毒・鎮痛・止血の作用があります。

効能・効果

体力中等度以上で、大便がかたく、便秘傾向のあるものの次の諸症:痔核(いぼ痔)、きれ痔、便秘、軽度の脱肛

用法・用量

次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。

年齢 1回量 1日服用回数
成人(15才以上) 1包 3回
15才未満7才以上 2/3包
7才未満4才以上 1/2包
4才未満2才以上 1/3包
2才未満 1/4包

用法・用量に関連する注意

小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
1歳未満の乳児には、医師の診断を受けさせることを優先し、やむを得ない場合にのみ服用させてください。

乙字湯 中医学解説
【効能】 清熱化湿、活血、升提
【適応症】 乙字湯は脱肛・痔核脱出に対するもので、出血・外陰部のかゆみ・湿疹にもちいます。
【類方比較】 桂枝茯苓丸:本方と同様の症状を訴え、冷えのぼせの傾向があり、下腹部に抵抗、圧痛を認める場合に用います。(?血)
補中益気湯:中気下陥による弛緩性の痔疾
【解説】

乙字湯は脱肛・痔核脱出に対するもので、升麻・柴胡で骨盤内筋肉の緊張を正常化し、甘草・当帰で筋肉のけいれんを緩和します。

当帰はうっ血性腫脹ものぞきます。

黄?・大黄で消炎利尿をします。

以上の効能より弛緩した筋肉の緊張をつよめ、筋痙攣を解き充血、浮腫、炎症をのぞき止血の効果があります。

【治療の現場から】

痙攣が強いときには、芍薬甘草湯などを合方します。痛みが強いときには、五虎湯を合方します。
還納が容易で習慣性脱肛のものには補中益気湯を合方します。

肛門・陰部での疼痛や痒みが出る人もいます
便が硬い
下腹部の抵抗圧痛を感じることが多い

脱肛・痔核の脱出(疼痛・出血を伴うもの)

※この目標に必ずしもこだわる必要はありません。
【臨床応用】 脱肛・痔核脱出・痔出血・陰部湿疹などに使用します
添付文書