肩こり

肩こりの正体

肩こりとは痛みやこわばり、不快感などの総称

肩こりとは、「肩の筋肉がこわばり、不快感・こり感・重苦しさや痛みなどの症状が生じること」を指します。肩だけでなく、首の後ろ側や肩甲骨付近に症状が現れることもあり、肩周辺の広い範囲に症状を有することが多いのです。

筋肉の緊張と血行不順、疲労物質の蓄積が原因

では、肩こりの原因とはなんなのでしょうか。なで肩など体型に起因するもの、視力障害など病気によって二次的に引き起こされるものなどもありますが、その人の生活様式によって引き起こされる場合が一般的です。
具体的には、パソコンや家事などで同じ姿勢をとり続けることで、頭や腕を支える筋肉が緊張を続けて硬くなり、血液の循環が悪化。酸素や栄養分が末端まで届かなくなることで、疲労物質が蓄積して引き起こされることが多いようです。
また長期間ひどい肩こりがある場合は、内臓疾患や腫瘍などの病が隠れている可能性も。放置すると危険なので、早めの受診がおすすめです。

姿勢を正して、筋肉や目にときどき休息を

肩こりの一般的な治療法としては、薬物療法と理学療法の2つがあります。
薬物療法には、消炎鎮痛剤・筋弛緩剤・抗不安剤などが用いられ、図1からも、シップや鎮痛薬など、多くの人が薬物療法を用いていることがわかります。症状が重い際には、神経ブロック注射なども行われます。
一方、理学療法としては、運動、マッサージ、温熱・水治・電気療法などがあります。どれが効果的かは個人差が大きいので、一度試して効果を得られた治療を継続するのがおすすめです。
また、予防法としては、まずは姿勢を正すことだけでも首や肩への負担は軽減されます。特に、スマホやパソコンを使用する前傾姿勢は、重い頭が前に来て、首や肩には大きな負担がかかります。なるべく頭は前に下げず、背筋を伸ばして座りましょう。また、同じ姿勢で長時間作業を続ける際は、1時間に10分程休みをとり、肩や首を回すなど、軽くストレッチをすることで、こまめに予防するようにしましょう。