製造元
中嶋生薬株式会社
京都府中京区二条通東洞院西入仁王門町29番地の2
TEL 075−231−2633
アケビ              (アケビ科アケビ属:落葉蔓性低木:花期 4〜5月)
別名:木通 モクツウ 八月札 ハチガツサツ 預知子 ヨチシ

分布・生育場所
科名:アケビ科/属名:アケビ属
和名:木通/生薬名:木通(もくつう)/木通子(もくつうし)/学名:Akebia quinata
本州、四国、九州の日当たりのよい山野に普通にみられる。
採集と調整
アケビ、ミツバアケビ、ゴヨウアケビの肥って木質化したつる性の茎を晩秋に採取し、10センチ程度の長さに切り天日に干して乾燥し、うすく輪切りにします。
これを生薬名で木通(もくつう)といいます。
また、実を乾燥したものを木通子(もくつうし)といいます。
用い方

1日量木通(もくつう)3〜6グラムに、水0.5リットルを加えて、弱火で煎じながら約半量まで煮詰めて布でこしたものを、3回に分けて食前か食間に服用します。

その他
柔らかいつる先と若い葉を、熱湯でゆでてあくを抜き十分水気をとり、すりごま、醤油、みりん、ハチミツを加えて和えます。 マヨネーズ和えにしても、おいしく食べることができます。

果実皮の油味噌いため:果実皮を熱湯で、ゆでて一晩水にさらし、細かく切って油でいため、味噌とみりんで味付けをします。

アケビ細工:アケビのつるは強靭なので、皮をはいで、いすやバスケットなどを作る材料に使われています。アケビ細工はミツバアケビが適しています。

アケビの果実は秋になると、つるに小さいバナナの形をして2〜3個づつ垂れ下がります。成熟すると割れて半透明のゼリー状の果実が表れます。
甘い味がして、中に混入する黒い種子には、反対に強い苦味があります。

名前の由来は、果実が熟すと実がさけるので、「開け実(アケミ)」から転訛(てんか)して、アケビの名になったという説や、古くに、朝廷に献上したという 果実が割れない「むべ」という、アケビに似た果実と比較して、「あけむべ」から転訛(てんか)して、アケビの名になったという説があります。
また、漢名の「木通(もくつう)」とは、つるを切って吹いたり吸ったりすると、空気が通るからついた名だという。
500g 3167円(税抜)
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