製造元
中嶋生薬株式会社
京都府中京区二条通東洞院西入仁王門町29番地の2
TEL 075−231−2633

チユ 地楡          (バラ科ワレモコウ属:多年草:草丈 〜1メートル:花期 〜10月)

別名:ワレモコウ 割木瓜 サラダバーネット

分布・生育場所
科名:バラ科/属名:ワレモコウ属
和名:割木瓜/生薬名:地楡(ちゆ)/学名:Sanguisorba officinalis
日本全土の日の当たる山野に自生する多年草草本。

採集と調整
ワレモコウは、10〜11月頃、茎葉が枯れるころに根茎(こんけい)を掘り採り、ひげ根をとり除いてから、よく水洗いして 天日で乾燥させます。乾燥した根は不規則な、紡錘形か円柱形でやや湾曲したものとなります。
この乾燥した根茎を、生薬で地楡(ちゆ)といいます。
用い方
5グラムから10グラムを水、約600から800ccに入れて、弱火で15分から20分程度煎じて1日に数回飲用します。

チユに含まれている注目の成分・・・
タンニン
サポニン
ビタミンAなど
その他
ワレモコウの名前の由来は、古くは吾木香といわれ、われ(日本のこと)の木香の意味とされています。
木香とは、インド産のキク科の植物の根をいい、線香の原料です。

日本の古書「和名抄(わみょうしょう・932)」には、ワレモコウの和名として阿夜女太無(あやめたむ)、一名衣比須祢(えびすね)と出ていて、これに対 して地楡(ぢゆちゆ)の漢名をあてています。
漢名の地楡(ぢゆちゆ)とは、小葉がニレに似ていて、地面に見ることができるという意味といわれています。

秋の野草として生け花などにも使われていて、よく知られている多年草になります。
また、春先の出たての若い葉を、塩を入れた熱湯で茹でて、水にさらしてから、ひたし物などにして食べることができます。
刻み 500g 2,600円(税込) ご注文はこちらへ