製造元
中嶋生薬株式会社
京都府中京区二条通東洞院西入仁王門町29番地の2
TEL 075−231−2633

ヒシノミ 菱の実               (ヒシ科ヒシ属:1年草:花期 7〜10月)

別名:

分布・生育場所
科名:ヒシ科/属名:ヒシ属
和名:菱/学名:Trapa japonica
北海道、本州、四国、九州の日本全土の沼、池に自生する1年草。
朝鮮半島、中国に分布し、古い池や沼に普通に見られます。

採集と調整
ヒシの実は、9〜10月頃果実を採取し、水洗いした後、天日で十分に乾燥させます。

用い方
通常2リットルぐらいの容器に水約600mlを注ぎ、本品10〜15gを入れて弱火で加熱し、沸騰後約10分、弱火で煮だし、熱いうちにガーゼまたは茶こしでカスをこしてください。これをそのまま又は冷やして数回に分けてお茶代わりにお召し上がりください

ヒシの実に含まれている注目の成分・・・
有機ゲルマニュム

その他
ヒシの名前の由来は、緊(ひし)の意味で、ヒシの実の鋭い刺(とげ)からついたといわれていますが、その葉が平らに広がる 様子がヒシゲタ形だからともいわれています。
日本の古書の「本草和名(ほんぞうわみょう・918)」には、ひし実、「和名妙(わみょうしょう・932)」には菱子と記述されていて、いずれも和名を比 之(ひし)としています。これから、水面に浮かぶ葉の形が「ひし形」であることから由来したものとされています。

飯沼慾斎(いいぬまよくさい)があらわした「草木図説(そうもくずせつ)」には「吾郷辺所在大小二種あり、大者コレヲオニビシト称ス」と記述されていま す。
飯沼慾斎(いいぬまよくさい)は大垣の西、長松に平林荘を築き、植物の研究を行っていましたので、大垣近辺の池か沼のヒシを見て、オニビシとヒメヒシをさ していると思われます。
オニビシは刺(とげ)が4本あり、ヒメヒシは葉柄(ようへい)が赤くて長く2個の刺があります。

刻み 500g 2,980(税抜) ご注文はこちらへ